シスターズ
「戦刄むくろと江ノ島循子の二人を指して絶望シスターズなんだったよね」
「そうだよ、狛枝くん」
「それでボクは考えたんだ」
「ふーん」
「七海さんとさんで希望シスターズじゃないかなって!!」
「私と七海ちゃん姉妹じゃないんだが?」
絶望病
「あ、ほんとにダウンしてる」
「何、さん。ボクはキミの顔が嫌いなんだよ、見てて吐き気がするぐらいにね。ということでさっさと出て行ってくれないかな」
「…言動だけ聞くとむかつくけど、全部裏返しなんだよね……君の顔が好きで一緒に居てほしいって言ってるのかなこれは」
「ぶつぶつ言ってると耳障りなんだけど。でも、ボクと話してないだけマシだったよ。キミとボクが話すだなんて一生ないと良いなぁ」
(なんかいざ裏返してみると、恥ずかしい事ばかり言うなぁ…狛枝くんって。でも絶望病の時の方がいつもよりある意味素直だよね…)
「なに今度は黙ってるの。ああ、その方が清々するよ。キミの声が聞こえないときほど幸せな事は無いしね」
「そう…そんなに好かれてたのか私って」
「はぁ? ボクがキミの事が好き? 冗談にも程があるよ。ボクはキミと家族になるとか想像もできないくらいキミが嫌いなんだけど」
(嫌い…つまり好きって事か…ダイレクトすぎて恥ずかしいよ……)
「キミとの子供が生まれたらすごく不細工な子供なんだろうね…」
(え、なんか話が飛躍してない!?)
「さんと夜を一緒にす」「わああああああああ! これで帰るね! ごめんね! じゃあね!」
狛枝くんのプロポーズ
「さん、子供作りたいと思わない?」
「いろいろ飛躍しすぎてよくわからないなー」
プロポーズ2
「ボクの不幸に一生付き合ってくれる?」
「答えはイエスなんだけど、なんかすごく文面が怖くてノーって断りたい気分だよ私は」
プロポーズ3
「ボクみたいなミジンコ以下の生物に言われるだなんて希望のキミとしては酷かもしれないけど、ボクと結婚してくれない?」
「後半はいいのにねー、前半のせいでダメだよねー。まぁ答えはオーケーなんだけど」
「え!! ボクみたいなゴミムシと結婚してくれるの!?」
「ちなみにもし子供が出来た時にその自分を卑下する癖が治って無かったら言う回数と同じ数の風穴が体に出来るだろうからそのつもりで」
「……」