「有里さん～お腹が空きました～」
「僕もちょうどお腹が空いた頃合いだったんだよね。外食でも行く？」
「やったぁ！　流石私たちのリーダー！」

「……」
「いただきます。……食べないの？」
「いえ、その……。有里さん、それ、量やばくないですか？」
「そう？　いつもこれくらい食べるけど」
「この量が……いつも……？」
「そう言う君は少ないね。大丈夫？　育ち盛りなんだからもっと食べないと」
「いっいえ！　これで大丈夫です！」
「でもいつも寮で食べてる時よりもご飯少ないよね」
「なんで私が食べてる量把握してるんですか……コワ……ってギャー！ダイエット中なんですよぉ！乗せないでください！」
「ふふっ……ほらほら。もっと食べなきゃ」
「ちょっと何肩震わせてんですか絶対確信犯ですよね。とりあえず乗せるのをやめろ」

「ふぅ、美味しかった。また二人で来ようね」
「うぇっぷ……食べ過ぎた……。気持ち悪い……。もう絶対二度と有里さんと外食行きません……」