「狛枝君さ、むかし自転車に乗れなくて大泣きしてたことあったよね」
「な、なんでそれを今、」
「いやあ、懐かしいなって。流石にもう乗れるよね?」
「…………」
「え? 狛枝君?」
「………………」
「なんか答えてよ、ね、ねえ!」
「…………………………」